【´D】

ポケモン擬人化イラスト、雑記を取り扱ったブログサイト。

2009.01.12 Monday

スポンサーサイト

byスポンサードリンク


一定期間更新がないため広告を表示しています

2008.04.28 Monday

おれのにっき

by高槻


○月×日

きょうのにっき。

クラスの男の子から女の子が「おれ」っておかしいって言われた。
でも父さんとか兄ちゃんは何も言わないぞ。
おれはおれだもん。
そう言ったらわらわれたから、いっぱつなぐってやった。
ほっぺぐーでなっただけだぞ。
前にきゅうしょけったら先生におこられた。
だってつるぺたって言ったんだぞあいつ。
とりあえずあやまったぞ。
でもなんかいやだからふんってしといた。

学校がおわって
兄ちゃんがまってるこうもんまではしった。
ぶ活でいそがしいって言ってたけど、
俺をむかえにきてくれてるぞ。
でもフワ兄ちゃんは学校行ってなくて、家でゲームばっかしてる。
おじちゃんとか父さんにおこられても知らないぞ!

家に帰ったら今日のばんごはんは
さばのみそにだって言ってた。
できるまでに宿だいしないとおじちゃんがこわいからやっといたぞ。
でも父さんはまだ帰ってなくて、
おじちゃんと兄ちゃんがギャンブルだって言った。
ギャンブルから帰ってきた父さん、
いっつもたばこくさいぞ!
…とりあえずお風ろ入ってこいって言われたから入ってくる。

お風ろあがったら父さんが帰ってきてたぞ!
かせいだってまん足そうだった。
ばんごはんも出来てたから兄ちゃんのとなりにすわって、
フワ兄ちゃんも部屋からおりてきたからみんなで食べたぞ!
でもフワ兄ちゃん、でぃーえすずっとやってた…。
今日のおみそしるもうすかっtt(消した跡。
…うまかったです。

いいかげんねろって父さんに言われたから、
トイレに行って部屋にもろうとしたら、
父さんとおじちゃんがおさけのんでた。
父さんのところにいっつもある写真って母さんなんだって。
でもおれは母さんの顔って知らないし、声も知らないんだぞ。
おれがちっちゃかったからおぼえてないんだって
ちょっと前に父さんが言ってた。
母さんってやさしかったのかな。
今度兄ちゃんに聞いてみようって思ってる。
びじんだって父さんはいつも言ってるぞ。
おれは母さんにだったらいいなあ…。
びじんはおっpp(自重)が大きいんだろ?

2008.01.16 Wednesday

* * *

by高槻


今日がハロウィンだったなんて、
言われるまで気付かなかった。
嗚呼、キミの誕生日も今日だったね、と、
其れがまるで他人事のように思えた。
隣に居なくなって随分と経つのだろうか。
否、実際は其れ程長く無いのかも知れないけれど。

「…、…ワタシは聴いてないものネエ。」

――トリック・オア・トリート。
バスケット一杯に入った、甘い甘い御菓子の山。
持ち手に指先が触れた刹那、
動きが止まり呟きが零れた。
自嘲的な笑みを浮かべ次には引っ込んでいて。
ぱたん、と部屋の扉を閉めた。

* * *

「…強請らないキミが悪いのダヨ…、」

キミが居たから用意していた御菓子は、
今ではあまり必要の無い”物”でしかない。
構って貰えなかった子供のように、
搾り出した声は風に連れ去られる程微弱なもの。
キミが居ないから渡せないのダネ、と、
もう1度呟いた。

彼と同じくらい大きな棺の前で、
莫迦みたいに突っ立ってどれくらい経っただろう。
抱えていた華が、
萎れて始めてる頃迄其処に居たのは確かだ。
訪れた時には仄かに暖かかった指先も、
今ではすっかりと冷え切っている。

「…だから今年は、食べ物はあげないのダネ。」

先程の言葉の続きは、今になって漸く吐き出された。
しゃがみ込んで、
壊れ物を扱うようにそっ、と横たえる華束。
白い包装紙に淡いピンクのリボン、
紅い華だけの束は少しだけ質素に見える。
指先が花弁を弄った。

「でも…。」

文句があるなら面と向かって言って頂戴。
言ってくれたら御菓子を用意してあげる。
ぷつ、と一片を摘み取り唇へと寄せ、
静かに瞳を閉じた。

「…でも、可哀想だから後で持ってきてあげるのダヨ。」

そう。
キミが喜んでくれるのなら、何だってするよ。
愛シテル、と何時でも言ってあげるよ。
食べきれないくらいの御菓子も、持ってきてあげる。
唇から離れた花弁は風に運ばれていく。

「ねえ…、アイシテルよ…。」

――何時だって、ワタシはそう囁こう…。